2024年3月31日日曜日

The Karate Kid・ベストキッド」
















今から40年前の1984年に封切りの映画、

「ベスキッド・The Karate Kid」、

登場するミスター宮城 (Mr. Miyagi)のモデルは剛柔流の流祖、

宮城長順先生だったそうな!


この中で「でんでん太鼓」が出てくる。

当時の私には「何でトンチンカンな事と」

と全く理解は、出来なかった。


でんでん太鼓wikipediaによると、

「棒状の持ち手がついた小さな太鼓

両側にがあり、その先にはが結びつけてある。

持ち手を高速で往復回転させることにより、

玉が太鼓の膜に当たり、音を立てる雅楽で用いられる
振鼓」(ふりつづみ)をモデルとしている」そうだ。



翻って映画の初見から数十年後の今、
剛柔流の基本的な交差受け、突きで重要な体軸を捻る動作は正にこの
「でんでん太鼓」の動きそのもの。
いわゆる “ガマク・腰” を中心とした「体軸捻り」であると理解できる。
「砕破・サイファ」、「四方鎮・シソウチン」、「三十六手・サンセイルー」そして「小手鍛え」の動きも同様で有る。

あれから約40年にやっとの今、理解出来たのかな?

2023年11月9日木曜日

足指力の大切さ

中野坂上道場での定時稽古213回目。

男性お二人、IさんとH坂さんが参加。


★サンチン運足の稽古。

私は「足の親指と人差し指に力を込めて、しっかりと床を掴む事」

とお二人に強調した。

※イメージ映像→https://youtu.be/jeUC84OmIS0


なぜなら、床を両足の足指でしっかりとグリップ出来なければ、下半身を安定させて、受け・突きが最大限の効果を出せない。


かつての大横綱、白鵬もまた同じ動きだったみたいだ!

https://sports.abematimes.com/posts/3812949/


2023年8月31日木曜日

剛柔流・型の立礼について

 明武舘における型の立礼は、至って自然体です!


自然界に存在するポジティブな気を集め、自身の丹田へ込めるという意味があります。



◉他の流派(剛柔流系)の立礼
予備動作が大きいと結局、自分自身の動きを敵に悟られてしまいます。



◉国際明武舘の立礼(現在)
明武舘では予備動作を出来るだけ小さくするように心がけています。

昔の明武舘では右手が握り拳で、左手開手の上に乗せる様にしてから、
両手を合わせていたそうです。
◉明武舘 の古式立礼(下の動画)

現在では両手を開手で合わせますが、指と指ではなく、
昔と同様に左右の掌同士をきちっと合わせてから立礼します。


2023年8月23日水曜日

掛け手について

 私は、白帯の方や外国からの稽古生と稽古する時に、

「違うんだけどな?」と毎回感じるのが、“掛け手”!

単に力任せに自分の側へ引いたり、

逆に自分の脇を空いて私側に押してきたりと。


私が明人先生から教えられたのは、

①相手の手首を引く際に、

 自分の親指を曲げて親指根本手首側で引っ掛ける。

②手首を捻って、小指側の手首で真っ直ぐ後ろへ引く。

③自身の掌底を立て、小指側の手首(豆状骨)で真下へ押す。


かつて、明徳先生が山口剛玄先生の道場で指導された時の映像が残っている。

映像が不鮮明だが、確かに親指を曲げて掌底を真っ直ぐ縦にして下に押している。

(左側が明徳先生)



これが現代でも変わらない、明武舘の「掛け手」です!


2023年5月25日木曜日

三戦運足の重要性!

定時稽古,167回目。 
今回、会員のご3名さんが参加された。

先ずは三戦運足から。
私は総本部ご出身の先輩から
このサンチン運足のご指導を賜り、
三戦運足の重要性を教わった。

私が、会員さんの三戦運足を拝見すればご当人の運動機能は、
ほぼ、如実に把握出来る様になって来た。

閑話休題、
先日、歌舞伎座で観劇する機会があったので、
本年1月の「初春大歌舞伎」で松本幸四郎さんの舞を、
4階席から双眼鏡で脚の動きを、じっくり観察していた。


幸四郎さんは両足に足袋を履いていなくて、
足指の動きが明瞭に把握出来た。
親指と人差し指をくっ付け、そこを軸に体を転向させている。
時たま、カカトを軸に体を捻っている動きは見られたが、数回しか無く、やはり我々と同じく足指中足で捻る動作が多い。



結局、我々琉球伝統空手もヤマト伝統の舞も、
人間の骨格が生成する動きには差がないという事だろうかな!


2023年4月23日日曜日

三戦、呼吸法について



 

















T巣さんの個人稽古は通算71回目。
ご質問が、三戦の呼吸法「ハースっ」と言っていますか?

剛柔流「三戦」の呼吸法の基本は、「息を吸うときには鼻だけから吸気「スー」し、
排気「ハー」は口からだけ、気道を全開にして吐く事」と私は理解している。

突きと受け、運足と呼吸とが、一致(シンクロ)してこそ、
自身の最大の力を出せるのだと思う!

2023年4月2日日曜日

4年ぶりの花見&飲み会













T巣さんの個人稽古、通算69回目。

Aさん(女子)も急遽、一緒に参加する事に。


T巣さんの予備運動稽古から始め、

足指曲げ〜足首運動〜股関節運動。

腕の運動〜首の回転。Aさんが加わって基本稽古、

上段〜足刀まで。


3人制囲み組手〜連続組手を私とAさん、AさんとT巣さん。

一コマ一コマ区切って、上中下・中手刀下の連続攻守。


型稽古は3人で円陣でサンチン。

次に西側に向かって撃砕I・II、東側の鏡に向かってサイファー。最後に転掌で終了。


帰りに食事に行こうと誘ったら2人ともOKしたので、

神田川沿いの桜を眺めながら大久保方面へ。

Aさんおすすめの韓国料理を堪能する事が出来てよかった!